簡易にパイルド・ラフトを実現する、RES-P工法といった地盤改良工法がある。こちらも、変わり種の地盤改良工法として以前紹介したものの一つになるが、荷重が平米5トン以下の比較的小さな建物に対しては、主力として使えるポテンシャルがある。いわゆる足場パイプとして広く流通している一般の鋼管を改良体として用いるので、コスト面でかなりの優位性があるのだ。RES-P工法の他の特徴に関しては、公式サイトに上手くまとまっているので、そちらを見ていただきたい。地盤業界の大御所がプロデュースした工法だけあって、説明に大げさな記載が無く、非常に好感が持てる。
(参考)RES-P工法の公式サイト
https://www.soil-design.co.jp/resp.html
なお、RES-P工法の類似工法として、CPP工法という新しい工法も少しずつ広まっているようだ。鋼管に先端翼を付加することで、改良体一本あたりの先端支持力を大きく取れるのだと思われる。考え方としては面白いので、実地試験の機会を持ってみるつもりである。
(参考)CPP工法の公式サイト
https://cpp-assoc.com/