内覧の際、入居希望者の視線を最も引き付けるのはキッチンだと思っている。床や壁よりも、仕様の違いが分かり易いからだ。なので、キッチンに投資をするのは費用対効果が高い。逆に言えば、仮に高級な無垢フローリングを床材としても、安いミニキッチンを設置してしまったなら、その住戸の印象は安っぽい物になってしまう。近隣の物件よりも高値で住戸を貸したいのであれば、是非ともキッチンにはお金をかけて欲しい。もちろん、単にお金をかければ良い物になるかと言えば違うので、色々な製品を吟味する必要はある。私の場合、キッチンは市販のシステムキッチンを利用するのではなく、造作で仕上げるようにしている。これには2つの理由があって、1つは間取りの自由度を上げられるからであり、もう1つは見映えの優れる人造大理石キッチントップの安価な仕入ルートを持っているからである。論より証拠で、以下に造作キッチンの写真を何枚か掲載してみることにする。
キッチンは住戸の顔