地下部の防水工法

建物の地下部の防水はしっかりと行う必要がある。土に面する壁は、水に面する壁といっても過言では無く、防水を怠ると必ず浸水に悩まされる事となる。まず、防水には内防水と外防水があるが、内防水は推奨しない。躯体の内側で防水するという事は、躯体そのものへの水の浸入は許容する事と同義であり、コンクリートや鉄筋の寿命は著しく損なわれる。では、外防水を行うとして、そのような工法を選択すれば良いのか。アスファルト防水、シート防水、塗膜防水など、様々な工法があるが、私が選択するのはベントナイト防水である。ベントナイトは天然の鉱物であるが、水を吸収して膨らみ、不透水層を形成する。この性質を利用し、ベントナイトを充填したマットを躯体外部に打ち込んでいくのである。ベントナイト防水はアスファルト防水と異なり施工性が良く、シート防水や塗膜防水と異なり耐久性も高い。

(参考)
防水工事の種類と工法
https://bosui.jp/type/
ベントナイト防水に関する論文
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200902255886699638

-土木1mm成長録, 建築1mm成長録
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