専有面積の広い住戸と広さを感じる住戸は、イコールというわけではない。間取りや動線が練られていなければ、専有面積の割に狭いと思われてしまうし、その逆もある。例えば、リビングと洋室で考えよう。リビングと洋室が壁と開き戸で仕切られていた場合、それぞれの空間は個別に存在するだけとなる。しかし、リビングと洋室がガラス戸で仕切られていた場合、2つの空間は緩やかに繋がり、大きな一部屋とすることもできる。両者で専有面積は同じでも、後者の方を広いと思う人の方が多いだろう。当然のことながら、広さを感じる住戸の方が、家賃を高く取れる。利回りの高い新築を実現するために、広さの演出は不可欠だ。
広い≠広さを感じる