パイルド・ラフト基礎

摩擦杭や地盤改良体による摩擦力でベタ基礎を支える基礎構造を、パイルド・ラフト基礎という。一般的には、大手ゼネコンが大規模プロジェクトで用いる特別な基礎構造のように思われているが、3層~5層程度の中層建築物でも採用することが可能で、コスト削減効果も高い。ボーリング調査を行い、有害な地盤沈下が起こらないことを事前に検証する必要はあるが、パイルド・ラフト基礎のトータルコストは杭基礎の半分程度で済む。画像は実際にパイルド・ラフト基礎を採用した案件の柱状図だが、支持層の深い典型的な軟弱地盤であっても、杭を用いずに3層の壁式RC(設計支持力60kN/m2)を成り立たせることが出来た。

(参考)
https://www.zenitaka.co.jp/tech/tech17.html
http://yoshimi-yoshiaki.la.coocan.jp/piledraft.html

-土木1mm成長録
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